【Upworkで損しないために】クライアント目線で語る!応募時に気をつけるべき落とし穴
- 浅野コウジ
- 4月18日
- 読了時間: 6分
こんにちは!Kozyボイス YouTube チャンネルのKozyです。いつもご視聴ありがとうございます。
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今回は、世界的なフリーランスプラットフォーム「Upwork」について、僕自身の経験に基づいたお話をしたいと思います。
実は私、Upworkでは8年以上にわたりフリーランスとして活動してきました。ナレーションやボイスオーバーを中心に様々な案件に携わる中で、近年では逆にクライアントとして、声のお仕事を発注する機会も増えてきました。
クライアントになって初めて気づいた「もったいない」応募とは?
クライアントとして募集をかけると、本当に多くの方から応募をいただきます。特に日本語のナレーションやボイスオーバーの案件には、想像をはるかに超える数の応募があるんです。これは本当にありがたいことなのですが、その中に、思わず「ああ、もったいない…」と感じてしまう応募が少なくありません。
せっかく貴重な時間とConnects(Upworkの応募に必要なポイント)を使って応募してくださっているのに、ちょっとした注意点を知っていれば、もっと可能性があったはずなのに…と感じることが多いのです。
そこで今回は、クライアント目線で気づいた、応募の際に気をつけるべき点、特に「これをやってしまうと、せっかくの応募が無駄になってしまう可能性が高い」という点をいくつかお伝えしたいと思います。
事例:日本語ボイスオーバー案件から学ぶ
具体的な例として、先日募集されていた日本語ボイスオーバーの案件を見てみましょう。「Looking for voice over actors in Japanese for E-learning」という案件です。eラーニング教材向けの日本語ナレーターを募集するものでした。
このクライアントは、評価も高く、取引履歴も豊富で、Upworkでの経験も長そうです。募集内容も、必要な情報をしっかりと記載されています。
しかし、この案件への応募の中にも、非常にもったいないケースがたくさんあることが予想されます。
落とし穴1:募集要項を読んでいない?
「デモ提出」の指示を無視
この案件の詳細には、明確にこう書かれていました。
「If you are interested please record this little demo.Here is the script for the demo: そのためクラランスでは…(以下略)」
これは、「興味があれば、この短いデモ(サンプル音声)を録音して提出してください。これがデモ用の原稿です」という意味です。
信じられないかもしれませんが、非常に多くの応募者が、こういったデモ音声を提出していないのです。熱意あるメッセージとともに、過去の作品サンプルだけが送られてくる。もちろん、それは参考になりますが、この案件で求めている声質や技術レベルを判断するためには、指定の原稿によるデモ音声が不可欠です。
クライアント側からすると、「サンプル提出が必須と書いてあるのに、提出がない」という時点で、「この人は募集要項をちゃんと読んでいないんだな」と判断せざるを得ません。どんなに素晴らしい経歴や情熱的なカバーレターを書いても、最初の段階でふるい落とされてしまう可能性が非常に高いのです。
落とし穴2:技術的な要求を満たせない
さらに、この案件では、音声ファイルの技術的な仕様も細かく指定していました。
「We will need a 192kHz MP3 mono file.Recorded in professional quality. Without external or background noise. Without breathing sound.We will absolutely need a BIP sound (or a long blank) between each sentences because we don't understand the language and we will need to split it.」
要約すると、
ファイル形式: 192kHz、MP3、モノラル品質: プロ品質で録音。外部ノイズ、環境ノイズ、息継ぎの音(ブレスノイズ)がないこと。
編集: 各センテンス(文)の間に、BIP音(ピッという音)か、十分な無音を入れること。(理由:クライアントは日本語が分からないため、編集で分割しやすくするため)
これは、正直なところ、宅録初心者の方にはかなりハードルの高い要求かもしれません。
まず、MP3モノラルで192kHzという指定に対応できるか。そして、ノイズやブレス音がないプロ品質の録音ができる環境と技術があるか。さらに、指示通りにBIP音や無音区間を入れる編集ができるか。
自宅で機材を使って録音(宅録)した経験がある方なら、「なるほど、こういうことね」と理解できると思いますが、スマートフォンの録音機能などでは、まずこの品質要求(特にノイズや反響音)を満たすのは難しいでしょう。実際、応募者から送られてくるサンプル音声の中には、明らかにスマホで録音したと思われる、ノイズや反響(エコー、リバーブ)が多いものが少なくありません。
これもデモ提出と同様で、せっかく魅力的な声を持っていても、要求された技術仕様を満たせない録音・編集状態では、採用されることは極めて困難です。クライアントは、すぐに使える高品質な音声を求めているのです。
コスト意識も重要:Connectsの無駄遣いを防ぐ
Upworkでの応募には、「Connects(コネクト)」というポイントのようなものが必要です。案件によって必要なConnects数は異なりますが、今回の例では「11 Connects」が必要と表示されていました。
Connectsは基本的に有料です(1コネクトあたり0.15ドル)。つまり、この案件に応募するには、1ドル65セント(2025年4月18日現在のレートで約250円程度)のコストがかかっているわけです。
せっかくお金(または無料配布分だとしても貴重なConnects)を使って応募するのですから、明らかに自分のスキルや環境が案件の条件を満たしていないのに応募し続けるのは、非常にもったいないことです。
まとめ:応募する前に必ず確認を!
今回の例とは別案件ですが、クライアントとして募集をかけてみて、想像以上に「募集要項の必須条件を満たしていない」応募が多いことに改めて驚きました。
UpworkやFiverrなどのプラットフォームで仕事を探す際は、以下の3点を徹底するだけでも、無駄な応募やConnectsの消費を減らし、採用の可能性を高めることができるはずです。
募集要項(Job Description)を隅々までしっかり読む。
必須とされるスキル、経験、提出物(サンプル等)、技術仕様を自分が満たしているか確認する。
条件を満たしている案件に、指示通りに応募する。
特に、ナレーションや翻訳のように「サンプル提出」が求められる案件では、指示通りのサンプルを用意することが絶対条件だと考えましょう。
皆さんのUpworkでの活動が、より実りあるものになることを心から願っています!
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